2017/5/17~6/30 スペイン
アストゥリアス州に入りました!
カンタブリア州からアストゥリアス州に入りました。道のりは長いですね、まだ半分にもいっていません。
カンタブリア州の場所はコチラです。
【20日目】Serdio → Pendueles(23.2 km)
膝が痛くて痛くて仕方がなかったのでカフェに入ると、砂糖の袋に元気づけられました。
¡Buen camino! 良い巡礼を。巡礼者のイラストが素敵です。
カフェを出て、すぐに橋が出てきました。自分の影が、先程の巡礼者イラストに似ていて、クスっと笑ってしまいました。私も一端の巡礼者になれたようです。
【21日目】Pendueles → Llanes(12.1km)
膝の痛みに耐えて歩いた12.1キロ。よく頑張ったと思います。
【22日目】Llanes → Piñeres de Pría(19.6 km)
No cerveza no peregrinaje ビールなくして巡礼なし。ビールだけが唯一の楽しみに思えてきました。こんなときもありますよね。
【23日目】Piñeres de Pría → La Isla(28.6 km)
足痛いから歩くのイヤだなぁと思っていたら、上から見られていました。わかりました、歩きますよ。
あら!パッと目の前が明るくなりました。ペイントされた石が続いています。見てみましょう。
いつものホタテ貝の道案内があります。それに続いて…
巡礼路の地図。
さらに!
La Magia del Camino、カミーノ(道)のマジック、魔法だそうです。
魔法にかけられたようです。気分が晴れてきました。
力強い沢山の色から、エネルギーをもらったり、
自分の巡礼を切り取ったような絵を見つけ、涙が出てきたり、
どんな人が、どんな状態で描いたの? と思いを馳せたり、
はい、こんにちは、と石に返事をしてみたり、
左上のイラストが気になったり(宇宙人!?)…。
足の痛みは消えないけれど、すっかり心は晴れました。さて、進みましょう。
住宅地に入った途端、こんな素敵な階段が!
私の巡礼最大の敵は、足の痛みでも、昼間の暑さでも、寝床の不快適さでもなく、「飽き」なのですが、今日の巡礼は、有難いことに様々な方法で私の「飽き」を消してくれています。
ワクワクする道です。私有地ではないか念のため確認しましたが、通ってOKのようです。
今日一日、色の持つパワーで歩みを進められたような気がします。
【24日目】La Isla → Villaviciosa(20.8 km)
いくら足が痛くても、というより、痛いからこそ、遊びが必要です。
今日の遊びは「シードラ(Sidra)」です。本日滞在のアストゥリアス州ビリャビシオサは、シードラの町として有名です。早速シードラ屋さんに入りましょう。
スペインで飲むシードラは辛口で、炭酸は発酵からくる微炭酸程度。それぞれ個性があって面白いです。
注ぎ方が独特だったので、動画を撮らせてもらいました。
この注ぎ方は「エスカンシアール(escanciar)」と呼ばれる、アストゥリアス州でのお作法。高いところから注ぐのは、シードラに空気を含ませて香りを立たせるためだそうです。
瓶を持つ手:頭上の高い位置。親指・人差し指・中指で瓶を持って、小指を底に添える。
グラスを持つ手:身体の中心線、腰より低い位置。親指・人差し指でグラスを持って、中指を底に添える。グラスは傾けた状態を保持し、シードラはグラスの底でなく、内側背面に当てる。
グラス:口径9センチ、底径7センチ、高さが12センチ。
飲み方は、泡が残っているうちに一気に飲み干す!(そして少し残して床に捨てる)
挑戦してみました。
これは繰り返しの練習が必要です。
【25日目】Villaviciosa → Gijón(26km)
今日はムフフのバス移動。いいんです、私の目的は「すべての工程を歩く」ではないので。
さて、港湾都市ヒホンにやってきました。
荷物を置いてお散歩。荷物がないって、こんなに楽なんだ~!
Árbol de la Sidra(シードラの木)。さすがアストゥリアス州です。
太陽を浴びて輝くボトル。
青い空が気持ちいいです。
無性にお肉が食べたくなり、昼間からかぶりつきます。
そして、夜も…。
ちなみに、毎年8月「ヒホン・シードラ祭り(fiesta de la sidra gijon)」が開催されています。楽しそう!
アストゥリアス州の巡礼2へ続きます。
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