旅人になるまでのエピソード

​

仕事大好き仕事づけの私が、まさか世界放浪一人旅に出るなんて…。

​

仕事で充実した日々を過ごしている中、突然降ってきた「インド」という言葉。

​

気のせいだとやり過ごすにはあまりにも強烈なその言葉に、まるで導かれるように、その地「インド」へと足は向かう。

​

初のインドは感動と衝撃の連続。インドは遠慮なしに、私に生と死を見せつけ、生と死という大きなテーマを問いかけてくる。

​

インドを知れば知るほど、大切なものが移行していく。今まで最も大切だった仕事への思いが少しずつ変わっていく。新たに何かが開かれる喜びと、ずっと大切にしてきたものを失いつつある悲しみ。

 

インドと仕事の狭間で、もうこの場所には留まることはできないと認めたとき、せっかく生きているならば、本当にしたいことをする人生を送りたいと切望していることに気づく。

​

本当にしたいことは胸の奥底にある。それを探るため、何日も何日もかけて「死ぬまでにしたいことリスト」を作成。たどり着いた結論は「自分の足で世界を旅する」こと。忘れたつもりでいた私の一つの夢。

​

辞表を書き、「旅を終えた自分は、今よりもっと幸せになる」という確信を胸に、2015年1月、完全オリジナルの旅に出発する。

​

​