2017/5/17～6/30 スペイン
スペイン巡礼とは
スペイン巡礼とは、キリスト教の三大巡礼地の一つ「サンティアゴ・デ・コンポステーラ（Santiago de Compostela）」の大聖堂を目指す巡礼のことです。
スペイン北西部に位置する「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」はコチラです。
メモ：キリスト教の三大巡礼地
・スペイン「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」（聖ヤコブの遺骨）
・バチカン市国「サンピエトロ大聖堂」（カトリック総本山）
・エルサレム「聖墳墓教会」（イエスの墓）
巡礼路について
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路（Camino de Santiago）は、
・フランス人の道（Camino Francés）
・ポルトガルの道（Camino Portugués）
・北の道（Camino del Norte）
・プリミティボの道（Camino Primitivo）
・イギリス人の道（Camino Inglés）
など、いくつかの道（camino）があります。
そのうち、「フランス人の道」と「北の道」は世界遺産に指定されています。
巡礼者について
2018年のデータでは、巡礼者数は「32.7万人」。うち、44％がスペイン人で、(2)イタリア、(3)ドイツ、(4)アメリカ、(5)ポルトガル、(6)フランス、(7)イギリス、(8)アイルランド、(9)韓国、(10)ブラジル、と続きます。日本人巡礼者は1,477人（2018年）で、世界第25位です。各国の巡礼の人気は、2009年のドイツ人コメディアンによる「巡礼コメディ旅日記」の出版や、2010年のアメリカ・スペイン合作映画「The Way（星の旅人たち）」なども影響していると言われています。
巡礼ルールについて
巡礼のスタート地点は自分で決めることができ、「1日何キロ歩かなければならない」や「何日以内で歩き切らなければならない」などのルールはありません。
ただし、巡礼証明書（compostela）発行には幾つかの条件があります。
まずは"距離"。徒歩・騎馬の場合は、サンティアゴまでの最後の「100キロ」を、自転車の場合は、サンティアゴまでの最後の「200キロ」を完遂することが条件となります。そしてそれを証明するものとして、巡礼手帳（credencial）」の提示が必要となります。
次に"動機"。「宗教（religios)」または「宗教及び文化的興味（Cultura)」であることが条件となります。
また、巡礼者は巡礼者用の宿（albergue）を利用できるのですが、原則連泊はできません。宿は公営と私営があり、一般的に公営のほうが安価で、私営のほうが快適です。
私のスペイン巡礼
【期間】2017年5月17日～6月30日（45日間）
【ルート】北の道（Camino del Norte）
【出発】イルン（フランスとの国境に近い町）
【距離】854キロ（イルンからサンティアゴ・デ・コンポステーラまで）
【一日の歩行距離】約20～30キロ
【荷 物】約９キロ（PCや防寒具などは郵便局Correosに預けました）
私が巡礼をしようと思った理由
旅をしている間、何人かの旅人からスペイン巡礼の話を聞きました。そして、みな口々に「良かった、良かった」と言って、それぞれのストーリーを話してくれました。聞いていると、それがどう良いのか知りたくなり、また自分がやってみたらどんなストーリーができるのか興味が出てきました。
…というわけで、巡礼をすることにしました。
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