2015/1/25~2/27 メキシコ
古代都市テオティワカン
メキシコシティ中心部から北東へ50キロ、世界遺産である「古代都市テオティワカン(Teotihuacan)」に連れてきてもらいました。場所を確認しておきましょう。
テオティワカンは、紀元前2~6世紀に繁栄したテオティワカン文明の中心で、巨大な宗教都市遺跡です。テオティワカンという名前は、アステカの言葉であるナワトル語で「神々の都市」という意味。12世紀頃メシカ人(アステカ人)がこの地にやってきて、すでに廃墟となっていたこの都市を発見して命名したのだそうです。アステカ人はこのテオティワカンを後々まで崇拝の対象としたそうです。
月のピラミッドから
まずは、月のピラミッド(Pirámide de la Luna)からの壮大な景色をご覧ください。
少し解説しましょう。
画像左上に見えるのは 太陽のピラミッド(Pirámide del Sol)、正面に真っ直ぐ続く通りは 死者の大通り(Calzada de los Muertos)、そして手前正面にあるのは 月の広場(plaza de la Luna)です。
太陽のピラミッド
こちらは、太陽のピラミッド(Pirámide del Sol)を正面から見たものです。高さ65メートル、底辺222×225メートル。世界第3位の大きさなのだそうです。
上ってみましょう。
かなり急な階段です。248段あるそうです。
途中、フランシスコと記念撮影。
頂上に到着です。
右には、月のピラミッド(Pirámide de la Luna)が見えます。
正面に目を向けると、数々の遺跡が見えます。
死者の大通り
テオティワカン遺跡の中心にある死者の大通り(Calzada de los Muertos)は、南北に5キロ続いています。
死者の大通りには、お土産屋さんが出ていました。ピアス購入記念にパチリ。
女性の表情がたまりません♡
こちらもすごく欲しかったのですが、これから続く旅を思うと、荷物を増やせられません。
月のピラミッド
死者の通りを歩いて、月のピラミッド(Pirámide de la Luna)へ向かいます。月のピラミッドは、高さ46メートル、底辺140×150メートルです。
皆がしきりに手を叩いでいるので「何しているの?」と聞いてみると、「遺跡の前で手を叩くと不思議な音がするんだよ」という返答が返ってきました。
ケツァルパパロトルの宮殿
こちらは、ケツァルパパロトルの宮殿(Palacio de Quetzalpapalotl)です。左に彫刻が見えます。
ケツァルパパロトルは、上が鳥のケツァールで、下が蝶のパパロトルという、神話上の生き物だそうです。
ジャガーの宮殿
こちらは、ジャガーの宮殿(Palacio de los Jaguares)です。羽飾りを付けたジャガーがホラ貝を吹いています。色も確認できます。
こちらはオウムでしょうか。
こんなものもありました。「máscara」と書いてあるので、マスクのようです。かわいい。
こちらは、「蛇の頭」と書いてあります。
テオティワカンはとても広かったのですが、見応え十分、飽きることなく見て回りました。
後ろ髪ひかれる思いでテオティワカンを後にします。また来たいなー。
お食事タイム
テオティワカン近くのレストランで、こんなお食事をしました。
そういえば、テオティワカンへ行く途中、車の窓から見える景色を見ていたら、「これぞ私が思う憧れのメキシコ!」という景色が広がっていて、じわーっと感動が押し寄せて涙が出てきてしまったのです。そしたらアドリアーナが心配して「どうしたの?」と聞いてきたのですが、スペイン語しか話さないアドリアーナとスペイン語が分からない私、うまく説明できなくて、とにかくメキシコに感動していることを伝えようと「メヒコー、メヒコー」と叫んでみたのです。そしたら、その感動(というか、その熱量)がアドリアーナに伝わったようで、「うんうん、そうかそうか」とアドリアーナも泣き出してしまったのです。テオティワカンも感動したけれど、それ以上に、アドリアーナの情の深さを感じる、素敵な思い出ができました。
>> 次は、「国立人類学博物館1(人類学入門/アメリカの起源/先古典期の中央高地)」です。
─ Ciudad de México #1 ─
Comments