2015/2/27~3/9 チリ
伝説残るビーチのモアイ像
アナケナ・ビーチへ到着しました。
看板を見ると「The birthplace of Rapa Nui's culture」との説明書きが。ラパ・ヌイ(=イースター島)の文化が生まれた場所と書いてあります。
伝説によると、イースター島に最初に渡ってきたのは、ホツ・マツア(Hotu Matu'a)という王で、1500年ほど前、ヒバという西の島からカヌーで上陸したそうです。
ちなみに、イースター島は、強い風と断崖絶壁で、現在でも船が近づけるところは殆どありません。モアイ像の修復で来る船も、このビーチから入ってくるのだそうです。
椰子の木の向こうにモアイ像が見えます。近づいてみましょう。
アフ・ナウナウ
完全な逆光写真ですが、7体のモアイ像がこちらを向いています。名前を「アフ・ナウナウ(Ahu Nau Nau)」と言います。
アフ・ナウナウの7体は、砂に埋もれていたため、保存状態が良いです。頭のプカオ(結い髪)もしっかり残っています。
アフ・アトゥレ・フキ
7体のモアイ像の後ろに、1体のモアイ像があります。「アフ・アトゥレ・フキ(Ahu Ature Huki)」と呼ばれるもので、伝説の王ホツ・マツアなのだそうです。
1956年、島で最も早くに立て直されたモアイ像です。頭が切れてる…。
アナケナ・ビーチの場所です。
光のヘソ「テ・ピト・クラ」
アナケナ・ビーチから南西に2~3キロ、「テ・ピト・クラ(Te Pito Kura)」に到着しました。
テ・ピト・クラは「光のヘソ」と呼ばれる石で、伝説ではホツ・マツア王がヒバからカヌーで持ってきたとされており、不思議な力も持つのだそうです。が、その一方で、海に洗われて丸くなった単なる石という説もあるようです…。
「光のヘソ」近く、大きなモアイ像が倒れています。「モアイ・パロ(Moái Paro)」と呼ばれるモアイ像です。
この画像では分かりにくいのですが、モアイ・パロは頭にプカオ(結い髪)を付けています。高さ11メートル、重さ85トン。イースター島の中で最後まで立っていたモアイ像なのだそうです。
岩に描かれた絵
こちら「パパ・ヴァカ(Papa Vaka)」という場所には、岩絵があります。
魚やカヌー、釣り糸などが描かれています。こちらは、上にマグロ、下にサメが描かれています。可愛らしく描かれています。
スクーターの旅は続きます。
>> 次は、イースター島で唯一海の方角を向いている「アフ・アキビ」をご紹介します。
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