2015/2/27~3/9 チリ
倒れたモアイがゴロゴロ
スクーターで次の目的地へ向かいます。
「アフ・アカハンガ(Ahu Akahanga)」という場所に来ました。
スクーターを置いて、海の方へ歩いてみましょう。
ここには、18世紀のモアイ倒し戦争で倒されたモアイがあるとのことです。
ありました!
向かって左に数体のモアイ、右に数個の「プカオ」が転がっています。「プカオ」はモアイの頭の上に載せられていたものでしょう。モアイの結い髪と考えられていますが、未だ謎のようです。
近づいてみました。
顔を下にしています。起こしてあげたくなります。
モアイは17世紀まで作られていましたが、18世紀以降は作られなくなり、更に「モアイ倒し戦争」で破壊されていったと言われています。
「モアイ倒し戦争」は、耕作地域や漁場を巡る部族間の争い。人口が増加したことと、モアイ建設で森林が伐採されて土地が痩せたことによる食糧不足が原因のようです。
モアイの目にはマナ(霊力)が宿っていると信じられており、その敵方の目を破壊するため、モアイをうつ伏せに倒していったとのことです。
「モアイ倒し戦争」は50年ほど続いたようです。
モアイが運ばれた道
話はモアイ建築が行われていた時代に戻ります。
「Te Ara O Te Moai」という看板があります。ここはかつてモアイが運ばれた道だと記されたスペイン語や英語のサイトが幾つかありましたが、定かではありません。
ここが本当にモアイの運ばれた道ならば、このモアイは、倒されたものではなく、運搬途中のモアイということになります。
踏んではいけません。
アフ・アカハンガの場所です。
>> 次は、モアイの立つビーチ「アナケナ・ビーチ」をご紹介します。
─ イースター島 ─
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