2015/2/27~3/9 チリ
圧巻!15体のモアイ
スクーターを走らせ、「アフ・トンガリキ(Ahu Tongari)」に到着です。
圧巻です!15体います!
この角度が最も凛々しく見えるような気がします。
海を背に、ズラリと15体のモアイが立ち並んでいます。
アフ・トンガリキ修復に日本企業の協力が!
私はここアフ・トンガリキで、モアイ像がクレーンに吊られている写真と、日本語が記された看板を目にしました。
日本語の記述は次の通りです。
チリ領土イースター島に存在する巨石像モアイは、神秘につつまれた人類の文化遺産です。
アフ・トンガリキ遺跡の15体のモアイ像は、17世紀頃部族間の争いで倒されたと言われており、また、1960年5月チリ地震により発生した津波は、これらのモアイ像と祭壇を押し流してしまいました。1992年10月、チリ共和国政府と日本のモアイ修復委員会の合意に基づき、チリ・日本の考古学者とイースター島民達の協力で、遺跡の発掘・修復が始まりました。
1996年、両翼を伴う祭壇・モアイ像の修復が完成しました。
とても興味深いです。さらに調べてみると、興味深い出来事が出てきました。
それは、1988年テレビ番組「世界ふしぎ発見!」でイースター島が紹介されたときのことです。倒されたままのモアイ像の映像と共に、当時の島の知事が登場し「もしクレーンがあれば修復できるのに」と話されたそうです。これを受け、黒柳徹子さんが「日本の企業が助けてあげればいいのに」とコメント。これを見ていたクレーン会社の株式会社タダノの社員の方が「わが社の出番だ」と立ち上がり、専門家らと修復チームを結成。その後3年以上の歳月を掛けて修復を行ったのだそうです。
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株式会社タダノさんの協力はこれだけでなく、数回にわたってクレーン車の寄付を行っているようです。
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株式会社タダノさんの協力を知り、改めて15体のモアイ像を眺めると、タダノさんへの感謝がプラスされて、モアイ像への思いや愛おしさが増します。
アフ・トンガリキのサンライズ
ここアフ・トンガリキは美しい朝日が見れる場所です。
日を改め、暗いうちからスクーターに乗って、一人向かいました。途中、野犬に追われるというハプニングにも見舞われましたが、アクセルを振り切って、見事危険回避に成功しました。我ながら逞しくなった!
到着すると、モアイ像の反対側にはまだ月がありました。静寂の中、ひとり朝日を待ちます。
間もなくです。
日が昇ってきました!
感動的な朝でした。
その後、こんな一枚を撮影しました。
アフ・トンガリキの場所です。
>> 次は、戦争で倒されたモアイ像のある「アフ・アカハンガ」をご紹介します。
─ イースター島 ─
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