2015/4/12~21 エクアドル
ガラパゴスでの食事って?
「動物」のイメージが強いガラパゴス諸島。ここで暮らす人たちが、どんな生活をし、どんなものを食べているのか、想像がつかなかったのですが(というより考えたこともありませんでしたが)、食べ物を通じ、エクアドル本土とそう大きく変わらない人々の暮らしが垣間見れました。
それでは、私がガラパゴス諸島で食べた物を紹介しましょう。
ムニシパル市場にて
こちらは、サンタ・クルス島にある「ムニシパル市場」です。
左にある緑色のバナナみたいなものは「プランテン(plantain)」といいます。バナナのような甘さはなく、バナナより大きくて硬く、茹でたり蒸したり揚げたりして食べます。
食事時になると、「ムニシパル市場」では、安くて美味しい食事が頂けます。
ムニシパル市場の場所です。
セビーチェ(魚介のマリネ)
「え、これがセビーチェ?」と思う方もいるかもしれません。
セビーチェ(ceviche)とは魚介のマリネで、ペルーが有名です。ここエクアドルのセビーチェは、ペルーのものと比べると、水分が多く、まるでスープのようです。これは、冷ました茹で汁を加えるからです。
▼ペルーのセビーチェ
①魚介類+②マリネ液(レモン・ライム・レッドオニオン・唐辛子・コリアンダー等)
▼エクアドルのセビーチェ
①魚介類+②マリネ液+③冷ました茹で汁
エクアドルのセビーチェの場合、ここにポップコーンが添えられます。
ペルーのセビーチェも、エクアドルのセビーチェも、どちらも非常に美味しいです。
エンパナーダ
具材入りのパンです。パンというよりパイかしら。南米でよく見かけます。
具材がたっぷり入っています。具材は主に、ジャガイモや豆類、お肉などです。
アトル
トウモロコシ粉から作る、甘くて温かな飲み物「アトル(atol)」です。
ガラパゴス諸島で飲んだときには、名前も材料も分かりませんでしたが、数年後に訪れたグアテマラで、アトルだと知りました。飲むとホッとする飲み物で、お味も非常に私好み。グアテマラではよく飲みました。
名前は、インターネットで調べると「アトレ(atole)」というのも出てきます。ここエクアドルでは何と呼ばれているのでしょうね。
ワンプレートランチ
ランチタイムに食堂に入ると、このようなワンプレートのごはんが出てきます。左中央の長細いものは「プランテン」です。ジャガイモのようにホクホクしています。
こちらは、豆料理と魚のワンプレートです。南米は豆をよく食べますね。
たいてい、ワンプレートの前にスープが出てきます。これが美味しかった。
見るからに美味しそうなスープ。ライムが添えられています。
スープの後のワンプレート。
こちらは、ツアーに参加したときにボートの上で食べたランチ。魚のステーキです。
行きつけのパン屋さん
サン・クリストバル島に滞在中、宿のすぐ近くにあったパン屋さん。何度も通いました。「Sabor Cuencano」とは「クエンカの味」と訳しましょうか。クエンカはエクアドル本土にある世界遺産の町の名前。古い町並みが美しい歴史的な町で、アメリカからのリタイヤ族が多く住んでいます。
並べられる前の焼き立てパン。店内はいつも、焼き立てパンの良い香りがしていました。
オシャレなスイーツも売っていました。上中央は、南米で人気の「アルファフォーレス(alfajores)」です。ホロホロとしたクッキーの間に「ドゥルセ・デ・レーチェ(dulce de leche)」という、牛乳と砂糖を煮詰めたキャラメル状のクリームが挟まれています。
また、チョコレートを使ったスイーツも多くありました。エクアドルはカカオ豆の生産量が世界7位(2018年)です。
>> 次は、ガラパゴス諸島の最終日。「名残惜しい…」です。
─ ガラパゴス諸島 ─
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