2015/9/25~10/20
遠い存在だった紅海が目の前に
大学を卒業して、海なし県の信州へ戻ってきた私がすぐにしたこと、それは「スキューバダイビングのライセンスを取ること」でした。
大学生のころ、近所のマンションのベランダにダイビングのスーツがよく干してあって、それに憧れていたんですよね。
さて、ライセンス取得後は、すっかりダイビングに夢中になり、週末は伊豆などの海へ行き、平日は「月刊マリンダイビング」や「月刊DIVER」などの雑誌を読み漁っていました。雑誌では、日本国内のみならず、世界のダイビングスポットも紹介されていて、よく紅海も特集されていました。
雑誌で見た紅海は、「砂漠から海にエントリー」するという、超非日常的なダイビングをする場所でした。当時の私には、とても新鮮に映りました。
そんな「超日常的な場所」だと長い間思い続けていた場所に、私は来てしまったのです。
何故「紅海(Red Sea)」なのか?
そもそも紅海は何故、紅い海、レッドシーと呼ばれるのでしょうか?
調べてみると、どうやらこれには諸説あるようです。
一説には、かつてエジプトの砂漠は「デシェレト」(赤い大地、ナイル川の恩恵を受けない荒地)と呼ばれており、その赤い大地にある海であることから「紅海」。
また別の説によれば、方角は色と結びつけられることがあり、南を表す色が赤であることから「紅海」。ちなみに北は黒で「黒海」、西は白で「白海」(オスマン語・現代トルコ語)のようです。
紅海初ダイビングは砂漠の中を抜けて
いよいよ紅海初のダイビングです。宿からは、バンの後ろに乗って、ダイビングスポットを目指します。カラカラに乾燥した砂漠を抜けての移動ですが、その反対側には、紅海の青い海があります。まさに非日常的な時間です。
キャニオン(Canyon)
到着したのは「キャニオン」と呼ばれるスポットです。場所はコチラです。
器材をセットして、海(ビーチ)からエントリーです。
まさに「砂漠から海へ」のエントリーです。
それでは、海の中をご紹介しましょう。
キャニオン(Canyon)海の中
キャニオンという名前の通り、渓谷の中を抜けていくような地形です。
このような地形はワクワクします。
そして、この色。深いブルーです。幻想的です。
上を向くと、
自分のバブルが水面に上がっていきます。
それを目で追っていると、
水面に上がっていくバブルの音と
自分の呼吸する音が聞こえてきます。
いつまでも、この世界の中に居たくなります。
海底に到達すると、
バブルのカーテン。
透明度の高さも感動的です。
紅海といえば、赤系の色の魚。
雑誌で紅海特集を見たとき「本当にこんなに沢山の赤系の魚がいるのかしら?」と少々疑っていましたが、本当に沢山いました。
温かく穏やかな海。「お昼寝でもしちゃおうかしら」なんて気分になります。
ピンクにオレンジに赤…。
大満足のダイビング1本目。
お昼を食べて、2本目です。魚の頭が右に向いています。
>> 続いては、知名度No.1スポット!「ブルーホール」 をご紹介します。
─ 紅海 を 潜る ─
(1)キャニオン (2)ブルーホール (3)モレイガーデン
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