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執筆者の写真Tomoka Miyata

【ご報告】2024年2月11日『城町文庫』vol.27 ギリシャ神話編 一緒に世界を旅しませんか?


イベントを開催しました

2024年2月11日、 [信州松本 城町文庫] × [ワールドトラベラーTOMOKA] コラボ企画、 「一緒に世界を旅しませんか?」vol.27を開催しました。皆さま、楽しい時間をありがとうございました。参加費の一部を認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金の「ウクライナ支援」に寄付いたしましたので、ご報告いたします。

一緒に世界を旅しませんか?vol.27
一緒に世界を旅しませんか?vol.27




ギリシャ神話の続編

以前ギリシャ神話をご紹介したところ、参加された皆さんに大好評でした。その理由は「個性派ぞろいの神々たちのエピソードが面白いから」でしょう。ずっとずっと昔に古代ギリシャで作られたお話が、現代に生きる私たちをも魅了するって、すごいなーと思います。

今回も、数々ある面白エピソードの中から、いくつかをピックアップしてご紹介しました。

個性派ぞろいの神々(プレゼン資料より)
個性派ぞろいの神々(プレゼン資料より)




冥界の王 ハデス

今回ピックアップした神様の一柱目は、ハデス様。ゼウスポセイドンと兄弟です。

このゼウスポセイドンハデスの三兄弟が、それぞれ、天界海界冥界と担当エリアを分けて世界を統治しています。この担当エリア、どのように決めたかといいますと、本人の希望とか資質とか、そういったものでなく、なんと、「くじびき」で決められたようです

まさかの「くじびき」に驚くのと同時に、くじ運のないハデス様に同情いたします。

…とはいえ、ハデス様はとっても仕事熱心なお方。資源の豊富な冥界(地下)を統治しているということは、つまり、とっても裕福、お金持ち、ということですね。

冥界の王ハデス(プレゼン資料より)
冥界の王ハデス(プレゼン資料より)


ハデス様は冥界にお過ごしのため、神話の数は少ないといわれていますが、それでも非常に有名で、多くのファンを持つお話があります。それが、お妃ペルセポネとのお話です。

恋愛経験の少ないハデス様。お妃ペルセポネとの結婚は、略奪(誘拐)から始まり、これによるものでした。

下は、そのワンシーンを表わす「プロセルピナ※の略奪」という彫刻です(※ペルセポネのローマ神話での呼び名)。突然冥界へ連れ去られるペルセポネの恐怖が伝わってくるようです。

余談ですが、こちらの彫刻は大理石で作られています。大理石で、これほどまでに臨場感にあふれ、かつ身体の柔らかさや髪の動きなどを表現しているとは、驚きです。

プロセルピナ(=ペルセポネ)の略奪(プレゼン資料より)
プロセルピナ(=ペルセポネ)の略奪(プレゼン資料より)



ハデス様にまつわるお話として、お妃ペルセポネとのお話のほか、冥界の番犬(=ハデス様のペット♡)ケルベロスについてもご紹介いたしました。冥界から逃げ出そうとする者を貪り食うという、こわーい怖いケルベロスですが、甘いものには目がないそうです。ケルベロスの目を盗むには、甘い賄賂が有効のようですよ。




アポロンとアルテミス

オリュンポス十二神のメンバーである、狩猟・貞節の女神アルテミスと、光り輝く美しい神アポロンについてもご紹介しました。こちらの二柱は双生児、つまり双子で、最高神ゼウスとレトとの間の子です。

アルテミスとアポロン(プレゼン資料より)
アルテミスとアポロン(プレゼン資料より)



ヘラという正妻がいるゼウスとの子供を身ごもったレト。そんなレトに対し、正妻ヘラは激しく嫉妬します。「誰もレトの出産に手助けしてはならぬ」というヘラからのお達しにより、レトは大変な苦労をします。

やっとの思いでレトが出産した場所が、エーゲ海の中央に位置するデロス島です。リゾートアイランドとして人気の高いミコノス島からフェリーで30分ほどのところ。下の画像は、デロス島に行った際に撮影したもので、デロス島にあるゼウスの聖域キントス山の上からの長めです。エーゲ海が眩しい!

デロス島(プレゼン資料より)
デロス島(プレゼン資料より)



キントス山は、高さ113メートルと低い山ですが、下の画像の通り、なかなかの急坂でした。

デロス島(プレゼン資料より)
デロス島(プレゼン資料より)



現在のデロス島は無人島で、島全体が世界遺産です。デロス同盟でも有名ですね。

デロス島(プレゼン資料より)
デロス島(プレゼン資料より)


今回は、レトの出産(=アルテミスとアポロンの誕生)のお話や、デロス同盟について、お話をいたしました。いつか、アポロンの恋愛話などもご紹介できたらと思っています。




まだまだ紹介したいギリシャ神話があります。

皆さん、またお付き合いくださいね。


ご参加をありがとうございました。

また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

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