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執筆者の写真Tomoka Miyata

【ご報告】2023年12月3日『城町文庫』vol.26 ヒンドゥー教の神々編 一緒に世界を旅しませんか?


イベントを開催しました

2023年12月3日、 [信州松本 城町文庫] × [ワールドトラベラーTOMOKA] コラボ企画、 「一緒に世界を旅しませんか?」vol.26を開催しました。皆さま、楽しい時間をありがとうございました。参加費の一部を認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金の「ウクライナ支援」に寄付いたしましたので、ご報告いたします。

一緒に世界を旅しませんか?vol.26
一緒に世界を旅しませんか?vol.26




ヒンドゥー教の神々

その数なんと3億3千万といわれるヒンドゥー教の神々。個性派揃いで、興味深い神様ばかりなのですが、今回はその中より、ヒンドゥー教の三大神、トップ3であらせられます、 ブラフマー神 ヴィシュヌ神 シヴァ神 のお三方を中心にご紹介いたしました。

ヒンドゥー教の三大神(プレゼン資料より)
ヒンドゥー教の三大神(プレゼン資料より)




ブラフマー神

ブラフマーは、創造の神様。世界と全生命を生み出した、スゴい神様です。ところが、ブラフマーは人気がありません。その理由は「分かりにくい」から。多くの神様の場合、それぞれ得意分野があって、「こんなお願い事には、この神様!」みたいな、得られるご利益が具体的で分かりやすいものです。ですが、ブラフマーの場合、まず存在自体が抽象的で分かりにくい。ブラフマーはブラフマン(宇宙の根本原理)を擬人化した神様といわれています。故に、拝んだところで、どんなご利益が得られるのか分かりにくい。これでは、人気獲得は難しいかもしれないですね。

創造神ブラフマー(プレゼン資料より)
創造神ブラフマー(プレゼン資料より)


ブラフマーは、ブラフマン(宇宙の根本原理)に従って、苦行を達成した者に力を与えます。苦行を達成した者のなかには、良い者もいれば、そうでない者もいます。故に、トラブルを引き起こしてしまうこともしばしば。イベントでは、「ブラフマーのやらかし事件簿」と題して、そのいくつかをご紹介しました。

創造神ブラフマー(プレゼン資料より)
創造神ブラフマー(プレゼン資料より)




ヴィシュヌ神

ヴィシュヌは、維持の神様。お三方の中で最も王子様っぽいキャラクターだと思います。乗り物もお美しい。光り輝く神鳥ガルーダです。

維持神ヴィシュヌ(プレゼン資料より)
維持神ヴィシュヌ(プレゼン資料より)


ヴィシュヌは、10のアヴァターラ(化身)を持つことで有名です。その中より、今回は、知名度が高く、人気のあるアヴァターラのひとつ、ラーマについて、お話をしました。

ラーマは、インド二大叙事詩のひとつ「ラーマーヤナ」の主人公で、囚われの姫・シータを助けに、弟ラクシュマナとともに、ラスボスであるラーヴァナに挑むという内容です。

スーパーマリオブラザーズはラーマーヤナを参考にしている、なんていう話もありますね(確かに設定が同じ)。

ラーマーヤナ(プレゼン資料より)
ラーマーヤナ(プレゼン資料より)



「ラーマーヤナ」に登場する神猿ハヌマーンについても触れました。ラーマのことが大好きなハヌマーン。胸を引きちぎると中にラーマとシータ。有名なワンシーンです。

ハヌマーン(プレゼン資料より)
ハヌマーン(プレゼン資料より)




シヴァ神

シヴァは、破壊と再生の神様。お三方の中で最もセクシーだと思います。ヨガの聖地リシュケシュにいらっしゃったシヴァは本当に素敵でした。

シヴァ(プレゼン資料より)
シヴァ(プレゼン資料より)




今回は、シヴァの奥様パールヴァティーを深堀り。

パールヴァティー(プレゼン資料より)
パールヴァティー(プレゼン資料より)



シヴァとパールヴァティーはとても仲の良いご夫婦。お二人の仲良しエピソードは山ほどありますが、今回は、その中より、プラーナ文献に記されている「世界初の『だーれだ?』をしたのはパールヴァティーだった!」というエピソードをご紹介しました。話のメインは、シヴァの第三が開いたということなのですが、こちらのほうが面白い!

パールヴァティー(プレゼン資料より)
パールヴァティー(プレゼン資料より)



また、パールヴァティーと同一視されている、戦いの女神ドゥルガーについてもお話しました。下はドゥルガー誕生の瞬間。

ドゥルガー(プレゼン資料より)
ドゥルガー(プレゼン資料より)



ヒンドゥーの神様は、話しても話しても、話しつくせないほど話題が豊富です。また、面白エピソードを纏めて、皆さんへご紹介しますね。


また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました。

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