2015/9/25~10/20 エジプト
海辺のレストランで
到着すぐ、一緒にダハブまでやってきた日本人の旅仲間と海辺のレストランで朝食を取っていたときのこと。
目の前の紅海の美しさに感動し、朝食そっちのけで「わたし海に入ってくる」といって、バシャっと海へ飛び込みました。ダハブはとても乾燥した場所なので、海の水がとっても気持ち良かったのを覚えています。
どのくらい深いのか確かめようと立ち上がってみました。
「ぎゃーーーーーーーー!」
ものすごい痛みが走りました。
どうやら、ウニを踏んでしまったようです。
一人で歩けないほどの痛み
ウニを踏んだ痛みは、生まれて初めてでした。泣きながら戻り、椅子に座って痛みが引くのを待とうと思いましたが、冷静で居られないほどの痛みを感じます。お店の人に助けを求めると、すぐに酢を持ってきて、酢で足を洗ってくれました。そのあと、お湯の入ったバケツを持ってきて「ここへウニを踏んだ足を入れて」と促されました。
酢とお湯!?
ウニの棘は非常に柔らかく、抜くのは難しいため、まずは酢で棘を溶かす。そしてお湯に浸して、痛みを和らげるのだそうです。
「ダハブのウニの棘は毒がないから大丈夫」と言われたものの、耐えがたい痛みに「えーん、えーん」と泣き続けていました。
旅仲間に抱えられながら、宿に戻りました。宿の人も「2~3日もすれば痛みもなくなるから安心して」と言って、走って酢を買いに行ってくれました。楽しみにしていたスキューバダイビングもおあずけとなり、数日間、酢の入ったお湯に足を浸し続けました。
[余談]英語で「ウニを踏んだ」って!?
必要に迫られ、次の英語を覚えました。
◆ウニを踏んでしまいました。⇒ I've stepped on a sea urchin.
◆棘はどうやったら取れますか? ⇒ How can I remove the stings?
◆本当に痛いです。⇒ It really hurts.
いっこうに消えない痛み
数日たっても痛みが消えません。
一週間たっても痛みが消えません。
毒がないため、腫れたり膿んだり、熱が出たりすることはありませんでしたが、痛みが消えることはありませんでした。宿のオーナーに相談し、病院に行くこととしました。
ダハブでオペするとは…
病院に行くと、「それではオペしましょう」ということになりました。この痛みが消えるのならば何だってします!
結局オペは2回行いました。
以下、2回目のオペの様子です。見たくない方はここまでにしてくださいね。
オペが始まります。院内は清潔です。
先生も助手の方も、紳士的でした。
が、麻酔注射が痛くて、思わず声を上げてしまうと「Be quiet!」と制されました。失礼いたしました。
麻酔が効いてくると痛みも感じず、スムーズにオペが進みました。何日間も私を苦しめていた憎き棘を見せてもらいましたが、それは小さな小さな棘でした。
最後は包帯を巻いて終わりでした。歩きづらそう。
下が処方された薬です。通院費・薬代ともに保険会社へ請求し、後日きちんと振り込まれました。
ウニの棘を踏むと、こんなにも大変なことになるとは…。勉強になりました。
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