★ こちらのページは 初夏の栂池自然園 その2 の続きです。
ヤセ尾根に到達すると、心地よい吹き上げの風を受けます。
▽ 紫色の花
立山竜胆(タテヤマリンドウ)
宝石を散りばめたように輝きながら咲く花ですが、今回は蕾の姿に夢中になり、写真を撮りました。リンドウ科リンドウ属の越年草です。
▽ 花の後の実
山荷葉(サンカヨウ)の実
濡れた花がガラス細工みたいと人気のサンカヨウも実を付けていました。紫色の実を付ける植物は様々ありますが、サンカヨウが最もブルーベリーっぽいと思います。
舞鶴草(マイヅルソウ)の実
春に白い花を付けていた舞鶴草も、実を付け始めていました。実は赤い色となります。
竹縞蘭(タケシマラン)の実
ついつい下からのぞき込んで探してしまう竹縞蘭の実。これからどんどん大きくなり、真ん丸の赤い実となります。
大白檜曽(オオシラビソ)の球果の芯
紫色の球果(松ぼっくり)はまだ出来ていませんが、去年の残り(芯)が残っていました。なにか動物が食べた後かもしれませんね。
猿尾枷(サルオガセ)
この画像ではピンとこないかもしれませんが、樹木から垂れ下がっているアレです。
名前を猿尾枷(サルオガセ)といい、樹皮に付着して懸垂する糸状の地衣だそうです。 落葉広葉樹林の霧のかかるような森林の樹上に着生し、種類は日本で40種類ほど、世界では600種以上あるそうです。猿尾枷(サルオガセ)は、サルオガセ科サルオガセ属の地衣類の総称です。空気中の水蒸気を吸って生き、空気が澄んでいないと育たないのだそうです。
「寄生」ではなく「着生」。樹木から栄養を取ることはありません。空気中の水蒸気と光合成だけで育つそうです。
針蕗(ハリブキ)の葉
葉から針が出ています。ハリブキの葉です。沢山の緑白色の小さな花を付け、その後赤い実を付けます。ウコギ科ハリブキ属の落葉低木です。
初夏の栂池自然園の花々でした。
次のページでは、今回ご紹介した画像の一覧をご覧いただけます。
- 初夏の栂池自然園 -
Comments