★ こちらのページは 初夏の栂池自然園 その1 の続きです。
▽ 緑色の花
大姥百合(オオウバユリ)
大きな花です。高さは1.5~2メートルにもなります。ユリ科ウバユリ属の多年草。
さて、この名前ですが、花の咲く時期に葉が枯れているのを「歯がない」=姥とかけたもののようです。
▽ 黄色の花
玉川杜鵑草(タマガワホトトギス)
名前は、花被片の斑点を、鳥の杜鵑(ホトトギス)の胸にある斑点になぞらえて。
高さ40~80センチと大振りです。ユリ科ホトトギス属の多年草です。
雄宝香(オタカラコウ)
高さ1~2メートル、一つの花は直径5センチほどになります。フキの形に似た葉が印象的です。キク科メタカラコウ属の多年草です。
右に見えるのは、ビジターセンターと栂池ヒュッテ記念館です。
ワタスゲ湿原には沢山の雄宝香(オタカラコウ)が咲いていました。
浅葱斑(アサギマダラ)がとまっています。
白山女郎花(ハクサンオミナエシ)
ヤセ尾根に咲いていました。オミナエシ科オミナエシ属の多年草です。
弟切草(オトギリソウ)
10世紀の平安時代、花山天皇のころ、この草を原料にした秘伝薬の秘密を弟が隣家の恋人に漏らしたため、鷹匠である兄が激怒して弟を切り殺し、恋人もその後を追ったという伝説によるものである。あるいは、鷹匠である兄が秘密にしていた鷹の傷の妙薬としてこの草を秘密にしていたが、弟が他人に漏らしたため、激怒した兄に切り殺されたという伝説に由来するという説もある。この不吉な伝説のため、付けられた花言葉も「怨念」「迷信」とされる[4]。言い伝えでは、オトギリソウの葉に見られる黒い油点は、斬り殺された弟の飛び血とされる。(Wikipediaより)。
オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草です。
深山秋の麒麟草(ミヤマアキノキリンソウ)
名前に「秋の」とつくためか、この花を見ると、季節の移り変わるのを感じます。キク科アキノキリンソウ属の多年草です。
丸葉岳蕗(マルバダケブキ)
高さ40~120センチ、一つの花は直径5~8センチほどになります。茶色い蕾の状態が印象的で、フキの形に似た葉を持ちます。キク科メタカラコウ属の多年草です。花言葉は「先見力」です。
日光黄菅(ニッコウキスゲ)
ワタスゲ湿原に沢山のニッコウキスゲが咲いていました。別名は禅庭花(ゼンテイカ)。キスゲ亜科ワスレグサ属の多年草です。
▽ 橙色の花
車百合(クルマユリ)
くるりと反り返る鮮やかなオレンジ色の花弁が印象的な花ですが、名前は、茎に輪生する葉を車輪の輻に喩えたことに由来するそうです。ユリ科ユリ属の多年草です。花言葉は多彩な人。
▽ 桃色の花
白山風露(ハクサンフウロ)
やや紫掛かったピンク色の花弁が可愛らしい花です。フウロソウ科フウロソウ属の多年草です。花言葉は「変わらぬ信頼」。
鬼塩釜(オニシオガマ)
高さ40~100センチほどになる大きな植物です。ハマウツボ科シオガマギク属の多年草です。
下野草(シモツケソウ)
写真はまだ殆どが蕾の状態ですが、花が咲くともっと賑やかな印象となります。バラ科シモツケソウ属の多年草です。
伊吹虎の尾(イブキトラノオ)
名前は、伊吹山に咲く、花穂が虎の尾に見立てて。タデ科イブキトラノオ属の多年草です。花言葉は「洗練」。
引き続き、栂池自然園の花々をご紹介します。
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