梅雨が明けました
10日ほど前にも出かけた栂池自然園ですが、梅雨明けが発表された今日も、朝早くから訪れることとしました。
今回は、出合った花々を色ごとにご紹介したいと思います。
▽ 白色の花
銀竜草(ギンリョウソウ)
「あちらに銀竜草がいていますよ」という一言から、見知らぬ人とのおしゃべりが始まり、共にこの愛おしい花を愛でる。そんなひとときは、心から楽しいと感じられます。
ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草で、腐生植物です。別名は「幽霊草(ユウレイソウ)」。花言葉は「そっと見守る」「はにかみ」。
こんなに小さいのです。ひっそりとしています。
衣笠草(キヌガサソウ)
咲き始めは白く、徐々に色掛かってきます。花の直径は6~7センチと大きいのですが、上品な印象を受ける花です。シュロソウ科キヌガサソウ属の多年草です。
鬼下野(オニシモツケ)
よく見ると、ひとつひとつ5枚の花弁を持つ花です。バラ科シモツケソウ属の多年草です。
蕾もかわいらしいです。
山母子(ヤマハハコ)
あまり派手ではないのに目を引く花。何故だろうと見つめてみると、その輝くような白い色なのだと分かりました。キク科ヤマハハコ属の多年草です。
大伶人草(オオレイジンソウ)
こちらの画像は蕾ですが、名前の由来は、咲いた兜型の花の形が伶人(舞楽の奏者)が被る冠に似ていることからだそうです。
キンポウゲ科トリカブト属の多年草です。
蝦夷塩釜(エゾシオガマ)
花が横向きにねじれて咲いています。ハマウツボ科シオガマギク属の多年草です。
深山穂躑躅(ミヤマホツツジ)
特徴ある花です。3枚の花弁は反り返って丸まっており、雌しべはまるで象の鼻のようです。ツツジ科ホツツジ属の落葉小低木です。
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調査中です。御蓼(オンタデ)?虎杖(イタドリ)? はたまた…?
綿菅(ワタスゲ)
浮島湿原です。
カヤツリグサ科ワタスゲ属の多年草です。花言葉は「揺らぐ想い」です。
毛氈苔(モウセンゴケ)
目を凝らして見てみると、蕾がいくつもありました。白い花が咲きます。
モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草で、食虫植物です。葉にある粘毛から甘い香りのする粘液を分泌して虫を捕獲します。
稚児車(チングルマ)の穂
白い花が終わって、穂の状態です。バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木です。草ではなく、木なのですね。
引き続き、栂池自然園の花々をご紹介します。
- 初夏の栂池自然園 -
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