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執筆者の写真Tomoka Miyata

2021 南信州 桜の旅 ~飯田市・阿智村~ その2


★こちらのページは 2021 南信州 桜の旅 ~飯田市・阿智村~ その1 からの続きです。


専照寺 枝垂れ桜(飯田市)


JR飯田駅近くへ来ました。まずは専照寺の枝垂れ桜から。

胸高周囲約4メートル、樹高約10メートル、推定樹齢400年の枝垂れ桜です。

お釈迦様の頭を覆うように咲いています。




正永寺 枝垂れ桜(飯田市)


上の専照寺から歩きながら「確かこの辺りにも」と思い出し、立ち寄った正永寺。

山門が新しくなっており、そこから見えるはずの古木が見えない。山門をくぐって出迎えてくれたのは、まだ小さな枝垂れ桜。

調べてみると、推定樹齢400~450年の枝垂れ桜は2019年7月15日に倒伏したとのこと。「前日に住職や檀家らが魂を抜く撥遣法要を執り行い30分後に伐採する予定だった」そうです。小さな枝垂れ桜は9年前に植えられた二代目。

訪れればいつでも愛でることができるとは限らない。諸行無常を感じました。




黄梅院 紅枝垂れ桜(飯田市)


引き続き、歩いて移動。次は黄梅院の紅枝垂れ桜です。

今年は南信州の桜たちも開花が早く、こちらの特徴である紅のような色の強い花を愛でるには時期が遅すぎたようです。とはいえ、樹高約18メートル、推定樹齢400年の古木から溢れる生命力に感動です。足元には今年も射干(シャガ)が咲いていました。




飯田市美術博物館 安富桜(飯田市)


飯田市美術博物館、通称美博の建物前にある「安富桜」。別名「長姫の江戸彼岸」。

樹高20メートル、幹回り6.4メートル、推定樹齢450年以上。

見事な幹から、存在感や生命力、そして木の持つ歴史などが感じられ、いつも震えます。

ライトアップしたものは、うまく撮影できず。技術不足もさることながら、自分が感じたものとかけ離れている…。画像を見ながら、試しにモノクロにしてみたところ、まさに自分が感じた安富桜に!モノクロの世界のように、そのとき私は静寂に包まれていました。


そして、安富桜とは対照的な隣の一本。可憐で微笑ましいです。

飯田市美術博物館の桜

美博をあとにして次の場所へ徒歩移動していると、沈丁花が目に入ってきました。いつもならば香りで存在に気づく沈丁花。マスク生活は、自然の香りを敏感に読み取ることを難しくさせているのですね。なんだか少し淋しさを感じました。

沈丁花(ジンチョウゲ)



桜丸御殿跡 夫婦桜(飯田市)


美博近く、桜丸御殿跡にある「夫婦桜」。あたかも一本の桜に見えますが、二本の桜です。向かって左が枝垂れ桜、右が江戸彼岸桜。

桜丸御殿跡の夫婦桜(飯田市)



愛宕稲荷神社 清秀桜(飯田市)


飯田市最古の「清秀桜(セイシュウザクラ)」は、推定樹齢750年以上の江戸彼岸桜です。

胸高周囲約6.5メートル、樹高約10メートル。




阿弥陀寺 枝垂れ桜(飯田市)


初めて訪れました。胸高周囲約4.2メートル、樹高約11メートル。




毛賀くよとの枝垂れ桜(飯田市)


斜面を流れる滝のように枝を広げる「毛賀くよとの枝垂れ桜」。

昼に寄るのを忘れてしまい、ライトアップの画像のみです。

毛賀くよとの枝垂れ桜(飯田市)





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