桜の古木巡り
桜に特別な思いを寄せるほうではないのですが、こと桜の「古木」に関しては、その存在感や生命力に惹きつけられます。とりわけ飯田市をはじめとした南信州には、歴史を感じる素晴らしい桜の古木が数多くあり、世界旅を始める以前は毎年の恒例行事として足を運んでいました。
帰国してからは日々の忙しさなどを理由にやや疎遠となっていましたが、今年はひょいと行ってみることにしました。数年前と同様、朝から晩まで目いっぱい。
時期的には「ちょっと遅かったかしら」といったところでしたが、やはり素晴らしいものは素晴らしい。古木への敬意と自分の撮影テクニックに大きな隔たりのある画像ばかりですが、ご紹介したいと思います。
麻績の里 舞台桜(飯田市)
旧座光寺小学校の舞台校舎前にある「舞台桜」。
胸高周囲約4メートル、樹高約12メートル、推定樹齢350年の枝垂れ桜の古木です。大きく広がった枝から花が流れるようです。
離れたところから見事な姿を観賞した後は、近づいて見るのが私の恒例。
というのも、こちらの桜の花、一つひとつが非常に華やか。これは花弁の数によるもので、一般的に枝垂れ桜の花弁は5枚なのですが、こちらは5~10枚。珍しい枝垂れ桜なのです。
麻績の里 石塚桜(飯田市)
上の「舞台桜」近く、古墳の上に立つ「石塚桜」。同じく枝垂れ桜です。
樹高約15メートル、推定樹齢250年。
飯沼諏訪神社 石段桜(飯田市)
飯沼諏訪神社にある「石段桜」です。300段の石段の両脇に桜が植えられています。
桜は推定樹齢120~150年の山桜など。
桜のトンネルをくぐって石段を歩くのは、心が躍る時間でした。
次に続きます。
- 2021 南信州 桜の旅 ~飯田市・阿智村~ -
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