2015/9/16~25 ヨルダン
なぜ死海というのだろう…
「世界一周する」などと思わなければ、ここ死海へ来ることはなかったでしょう。私にとって「死海」は遠い遠い存在で、正直なところ、世界の中のどの辺りにあるのかすら知りませんでした。
考えてみれば「死海」なんて悍ましい名前。何故そんな名前になったのでしょうか。
今回は、実際に死海に行った感想と、自分の身をもって理解してきた名前の由来をご紹介したいと思います。
ちなみに、死海の場所はコチラ。
渓谷ウォーキングの後に死海へ
さて、ワディムジブでの渓谷ウォーキングでアドレナリン出まくり状態のまま、死海へやってきました。死海、Dead Seaです! きゃははと笑いながら走って死海へと向かいます。きゃはははは…。
向こう岸はイスラエルです。泳いで行けそうです。
そういえば、ここは世界一標高の低い場所ですね。標高マイナス430メートル。
ほっほー、噂通り塩だらけです。
死海で浮いてみた
死海へ来た目的を果たすときがきました。もちろん「浮く」ことです。宿から持ってきた新聞片手に、湖に入ります。
浮き方にコツなどあるのかしらと考える間もなく、簡単に浮きました。
でででで、ですがね、大変なことに気付いてしまったのです。
沁みるんです。ヒリヒリするんです。特に粘膜が…。
ついでに、沢登りで作ってきた生々しい切り傷・すり傷が体中にあって、もう飛び上がるほど痛いんです。
この沁みる原因は「塩分濃度」です。通常の海水の場合、塩分濃度は3%。それに対し、ここ死海は30%もあるのです。だから浮く。そしてだから沁みる。
でも、笑顔を作ります。
私は20秒ほどキープできましたが、数秒が限界という人もいました。「これじゃ、ここでは何も生きていられないわ」と思ったとき、「あ、だから死海なんだ」と気付きました。そう、ここは生物の生息には不向きな「死の海(湖)」なんですね。
もう一つの目的:死海で泥パック
死海といえば「泥パック」です!ヒリヒリしながらも、やってきました。
日本で買って全身に塗ったら、いくらになるのでしょうね。大満足です。
以上、ワディ・ムジブでの渓谷ウォーキングと死海でした。
─ ヨルダン ─
(4) 死海で浮いてみた
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