イベントを開催しました
2024年6月9日、「一緒に世界を旅しませんか?」at 城町文庫 vol.30 を開催しました。皆さま、楽しい時間をありがとうございました。皆さまからお預かりした参加費は、経費を除き、認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金の「ウクライナ支援」に寄付いたしましたので、ご報告いたします。
なぜ「エジプト編」なのか?
今回のイベントを「エジプト編」に決めたのには、理由があります。
それは、2025年春に「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」が東京で開催されるというビッグニュースが発表されましたからでした。
ラムセスが東京へやってくるーーーーー!
ならば、それまでに、私も皆さまもラムセス大王やエジプトに少し詳しくなって、ワクワクしながら展示会を見に行こう!
そう決めて、今回「エジプト編」の開催を決定いたしました。
エジプトに関するクイズ
まずは、エジプトに関するクイズです。
エジプトといえば、ナイル川。
さて、ナイル川は、どのように流れているでしょうか?
1.北から南へ
2.南から北へ
正解は……
2.南から北へ でした。
簡単でしたか?
私は、エジプトの各都市を、南から北へ、船で寝泊まりしながら巡ったのですが、確かに船は、南から北へと進んでいました。
都市は、全てナイル川沿いにありました。「これぞ、エジプトはナイルの賜物だー」などといって、船の上ではしゃいでいたのをよく覚えています。
しかし!
「エジプトはナイルの賜物」という言葉、現代では「ナイル川のおかげで、エジプトは栄えた」という意味で使われていますが、この言葉を残した古代ギリシャのヘロドトス先生は、そういう意味で仰ったわけではないようです。
ヘロドトス先生の仰りたかったことは、「ナイル川のおかげで、ナイル川下流地域(=ナイル川デルタ)は栄えた」だそうです。
エジプト全体ではなく、ナイル川下流地域、つまりナイル川デルタのことを仰っていたようです。知らなかったー。
エジプト神話の世界
ラムセスさんは、神様ではなくファラオ(王)ではありますが、きっと、エジプトの神様を知っておいた方が、2025年春に来る「ラムセス大王展」を楽しめるような気がして、今回はエジプトの神様、エジプトの神話について、お話をしました。
まずは、エジプト神話のメイン9柱を中心に押さえておきましょう。
第1世代:アトゥム(もしくはラー)
第2世代:シュー、テフヌト
第3世代:ゲブ、ヌト
第4世代:オシリス、イシス、セト、ネフティス
以上がメイン9柱。
そして、プラス2柱、トト、ホルス。
イベントでは、この9柱のご紹介と、「神様ぶっとび話」をいくつかご紹介しました。常連の皆さまにとって「神様ぶっとび話」は、ギリシャ神話やインド神話で慣れていますね。
動物の神様が多いのも、エジプト神話の特徴。ハヤブサ、トキ、ジャッカル、オオカミ…。ふむふむ。
こんな個性派もいらっしゃいます。
さらにその上をいく(?)超個性派の面々。
目下のところ、私の推し神様は、謎多き メジェド様 と、ビジュアル的に注目を集める女神 タウエレト様 でございます。タウエレト様 は、頭がカバ、背中と尾っぽがワニ、そして脚がライオンというお姿。一部、富永一朗先生が描く女性のような…。笑
旅で出合ったエジプト神話の神々
エジプトで出合った神様をいくつかご紹介しましょう。
まずは、カイロにあるエジプト考古学博物館の アヌビス様 です。アヌビス様 は、ミイラ作りの神様で、オシリス様 とともに冥界にいらっしゃいます。
同じく、エジプト考古学博物館の ホルス様 です。オシリス様 と イシス様 のお子様で、ハヤブサの頭をお持ちです。
私の推し神様、タウエレト様 もいらっしゃいました。おしゃれです。
「エジプト編」は、2025年春まで、まだまだ続きます。
今回も楽しい時間をありがとうございました。
また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました。
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