イベントを開催しました
2023年8月6日、 [信州松本 城町文庫] × [ワールドトラベラーTOMOKA] コラボ企画、 「一緒に世界を旅しませんか?」vol.22を開催しました。皆さま、楽しい時間をありがとうございました。参加費の一部を認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金の「ウクライナ支援」に寄付いたしましたので、ご報告いたします。
ユーゴスラヴィアの概要
まずは場所の確認です。
ユーゴスラヴィア社会主義連邦共和国が存在したのは、どこでしょう?
正解は、「B」でした。
ユーゴスラヴィア社会主義連邦共和国の終身大統領は?
正解は、「B」の ティトー(チトー)でした。
複雑な国・ユーゴスラヴィア
ユーゴスラヴィアは非常に複雑な国でした。それを表わす言葉として、
7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、1つの国家
というものがあります。
非常に複雑が故、「ヨーロッパの火薬庫」とまで言われていたエリア。そんなエリアを一つの国としてまとめていたのが、ティトー大統領です。非常にカリスマ性のある人物で、ティトーなしではユーゴスラヴィアは存在しえなかったでしょう。
ティトー死後のユーゴスラヴィアは、後継者がおらず、不安定な状態に陥ってしまいます。そして、再び民族対立が起こってしまいます。ユーゴスラビア紛争です。2001年に収束したとなっていますが、今なお多くの問題が残っています。
旅のお話
私がこのエリアを旅したのは、2016年の初夏。ユーゴスラヴィアは解体され、スロヴェニア、クロアティア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、モンテネグロ、マケドニア(現:北マケドニア)、そしてコソヴォとなりました(セルビアはコソヴォの独立を認めていませんが)。
旧ユーゴスラヴィアの国々の中より、今回は、クロアティア、セルビア、そしてコソヴォの旅をご紹介しました。
旅のお話 ~クロアティア~
クロアティアといえば、最も印象深く残っているのが、青く輝く アドリア海 です。
まずは、ドゥブロヴニクです。
続いて、フヴァル。スプリト滞在中にデイトリップで訪れました。1ヶ月くらい、こちらでゆっくり過ごせたら素敵だろうなと思いました(リゾート地なので、宿泊費が高額なようです)。
丘の上にある城塞からの景色。
どこを切り取っても、絵になります。
こちらは、ずっと憧れていた、世界遺産のプリトヴィッツェ湖畔国立公園です。美しかった。
以上、クロアティアでした。
旅のお話 ~セルビア~
セルビアでは、下の画像にある黄色いバスを頻繁に見かけました。よく見ると、「DONATION FROM THE PEOPLE OF JAPAN」と書いてあります。紛争後、経済制裁等で疲弊したセルビアに対し、日本政府が無償資金協力によってベオグラード市に寄贈したものだそうです。
セルビアに居た頃は、ちょうどベリーが美味しい季節でした。
セルビアの郷土料理「プレスカビツァ」を、レピーニャと呼ばれる平らなパンにはさんだもの。巨大なハンバーガーのような見た目。美味しかったー。
コバチツァという小さな町で観るナイーブアート。何を見て、何を大切に生きているのか、感じ取れます。心が温まります。
旅のお話 ~コソヴォ~
世界旅では多くの写真を撮ってきましたが、その中でも特に大切な一枚がこちらです。
「どうしてそんなに温かな表情で私たち旅人を迎えてくれるの?」と尋ねると、「やっと手に入れた平和。大切にしたい。ただそれだけだよ」という返答。平和は当たり前なものでなく、ありがたいものだと気づかされ、涙にむせびました。
今回も皆さんと楽しい時間を過ごせました。
また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました。
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