イベントを開催しました
2022年6月4日、[信州松本 城町文庫] × [ワールドトラベラーTOMOKA] コラボ企画、 「一緒に世界を旅しませんか?」vol.9を開催しました。
参加いただきました皆さま、楽しい時間をありがとうございました。
当日皆さまよりお預かりした参加費の全額をユニセフ「ウクライナ緊急募金」へ寄付いたしましたので、ご報告いたします。
初の「ミステリーツアー」
いつもは、お申込み受付開始の際に「旅の行き先」をお知らせしているのですが、今回は、どこへ行くのかは当日のお楽しみの「ミステリーツアー」でした。
行き先は「アルバニア共和国」
そして、気になる旅の行き先は、
アルバニア共和国
アルバニア共和国、ご存じですか?
場所を確認しましょう。
アルバニアは、東ヨーロッパにあります。
面積は、28,750キロ平方メートル。日本の13分の1。長野県の2倍ちょっと。
人口は、284万人。日本の44分の1。茨城県や広島県くらい。長野県の1.4倍。
小さい国ですね。
私は2016年3月から半年くらい東欧を旅しており、その間の7月4~18日、2週間をアルバニアで過ごしました。「明後日、自分がどこにいるのか、誰といるのか、さっぱり分からない」という「行き当たりばったり旅」を楽しんでいた頃で、今振り返ると、もしかしたら、あの旅が最も自分らしい旅といえるのではないかと思っています。
アルバニアで立ち寄ったのは、首都「ティラナ」、世界遺産の「ベラト」と「ジロカストラ」、ビーチリゾート「サランダ」、そしてオフリド湖に面した「ポグラデツ」の5箇所です。
興味の赴くままに…
長期旅行者の間でも、あまり長期間滞在する人も少なく、あまり話題にすら出てこないアルバニア。ですが、入国前のリサーチ段階で、惹かれたんですよね、私。何故なら、調べれば調べるほど、一体どんな国なんだろう?って興味が湧いてきたから。
「アルバニア」と検索すると、不思議なキーワードが、出てくる出てくる。
たとえば、
鎖国、ネズミ講、無神国家 …
しかも、これら、大昔の話ではないみたい。
興味の赴くまま、私はアルバニアを旅しました。
首都「ティラナ」
まずは首都ティラナから。下はティラナの中心部にあるスカンデルベグ広場。
ミステリアスな国・アルバニア。私が興味をそそられたものの一つを紹介しましょう。
バンカー(シェルター)
下の画像をご覧ください。バンカー(掩体壕、シェルター、トーチカ)です。仮想敵国に攻められたらここへ逃げ込もう!と大量に造られたそうです。
中はこんな感じです。
バンカーは国の至る所にあり、今でも多くが残っています。残っている、というより、撤去されずに放置されている、といったほうが合っているかしら?
BUNK'ART
ティラナ郊外に、バンカーを再利用して作られた博物館があり、行ってみました。その名も「BUNK'ART」。Bunker + Art ですね。
ここが入口。なかなか奇抜です。
分厚いコンクリートの扉を進みます。
このバンカーは、独裁者ホッジャら要人のためのものだったため、他のバンカーと違い、非常に大きいです。
ホッジャの執務室。地下にこんな豪華な部屋があるなんて!
執務室・応接室・会議室のほか、当時の武器や防護服、通信機器などの展示スペースもありました。
下は、鎖国する前、ソ連やユーゴスラビアなど周辺諸国と絶交したとき、唯一仲良くしていた中国から輸入されたもの。空気再生装置と書いてありますね。
国内に大量に造られたバンカーですが、実際には敵に攻め込まれることもなく、使用されることはなかったようです。笑
千の窓をもつ世界遺産の町「ベラト」
アルバニアには、こんな素敵な場所もあるんです。
ビーチリゾート「サランダ」
ビーチだってあります!アドリア海に面した「サランダ」。のーんびりしたビーチでした。
日本で暮らす私たちには、馴染みの薄いアルバニアですが、参加された方たちには、どんなふうに映ったかしら?
興味深い歴史や素敵な場所など、私を魅了するものがアルバニアには多くありましたが、最も魅力的だったのは、アルバニアで出会った人たちでした。とてもピュアで親切でした。このピュアさは、鎖国していたのが影響しているのかと思うと、なんだかキュンときます。
またお会いできるのを楽しみにしています。
楽しい時間をありがとうございました。
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