2015/3/12~23, 3/28~4/11 ペルー
ティティカカ湖
ボリビアからペルーへ移動するときに通ってきたティティカカ湖(Lago Titicaca)ですが、今回は、このティティカカ湖に浮かぶ人工の浮島「ウロス島」をご紹介します。
まずは、ティティカカ湖について少々。
ティティカカ湖は、標高3,812メートルにあり、「汽船などが航行可能な湖として世界最高所」といわれています。面積は8,372平方キロメートル、琵琶湖の12倍以上です。100万年以上前から存続している、数少ない「古代湖」の一つです。
平均気温は、湖岸で約0度、湖中央で8~10度。
標高の割に気温が高いのは、年間を通して日照時間が長いことと、湖水の蒸発により水蒸気に包まれた熱貯蔵効果を持つことによります。
ティティカカ湖の60%がペルー領、40%がボリビア領。下の地図の向かって左がペルー、右がボリビアです。
ウロス島半日ツアー
ウロス島へは現地ツアーで行きました。ツアーの種類は様々ありますが、私はウロス島だけに行くツアーを選びました。
まずは、プーノの桟橋からモーターボートで向かいます。
水の上を進みますが、ここは標高3,812メートル。青い空に白い雲。
ウロス島に到着です。民族衣装を着た島の人々が待っています。
かわいい。
気の抜けた歌で迎えられました。
ここでウロス諸島について。
ウロス諸島は、トトラという植物で作られた人工の浮島群。
1630年頃、先住民がスペイン人の侵略を逃れて浮島を作って暮らすようになったと推定されています。Wikiによると、浮島は大小100ほどあり、ウル族の家族が1,500世帯、約5,000人が暮らしているそうです。
浮島の作り方デモンストレーション
先程さらっと「人工の浮島群」と書きましたが、そう「人工」の「浮島群」なのです!
ウロス諸島は「トトラ」という植物を使って、人の手で作られた島々です。男性が手に持っているのが「トトラ」です。
まずは土台作り。トトラの根のはった土のブロックを紐で括りつけて土台を作ります。続いて、土台の上にトトラを縦横交互に積み重ねていきます。最後に、完成した浮島が流されて行かないよう、ロープを使って固定します。
完成した浮島の上に家を建てます。家もトトラで作ります。
キッチンは石の上に作ります。
こんなふうに作られた場所に人々が暮らしているのです。
トトラはおやつにもなるそうです。試してみましたが、特に味も香りもありませんでした。
おうち見学とお土産販売会
浮島の作り方デモンストレーションの後は、おうち見学と、お土産販売会。
こんなふうに作っています、のデモンストレーション。
なによりも印象に残っているのは、子供たちの頬っぺた!
この笑顔を見れただけでも、ここへ来た甲斐があります。
かわいい。
ちょっとシャイで穏やかな彼女もかわいかったぁ。
トトラの船に乗って
船もトトラで作られています。
島の女性たちがトトラの船を漕いでやってきました。露骨にチップを要求されるのでシラケる人もいますが、乗ってみましょう。
感動的な景色!
こうして浮島を見られるのも貴重ですね。
この空の青さは、それだけで幸せな気持ちにさせてくれます。
素晴らしい!
以上、ティティカカ湖に浮かぶウロス島でした。
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