2015/4/29~5/13 モロッコ
丘の上のモスクまで
青の街シェフシャウエンが一望できる「丘の上のモスク」。正式名称は、ブザーフェール・モスクです。
「前編」で素晴らしい景色をご紹介しましたが、今回の「後編」では、丘の上のモスクまでに出会った人々と花々をご紹介します。
学生さんとの出会い
モロッコでの思い出の中で、最も印象深く心に刻まれているのが、丘の上のモスクで出会った学生さんたち。
駆け寄ってきて「遠くから来たあなたとこうして話せて嬉しい」と皆ニコニコ顔。おしゃべりをする中、一人の元気のいい男の子が「僕らの仲間で歌上手な子がいるから君に聞かせたい。歌のギフトだよ」と言って、おとなしそうな女の子を引っ張り出してきた。皆の拍手で迎えられた彼女、最初は恥ずかしそうにしていたけれど、ひとたびその美声を披露した瞬間から、生き生きと自信に満ち溢れた顔となり、私を見つめながら、遠くまで響く美しい声で歌ってくれました。感動で泣きじゃくる私に、「そうなんだよ、彼女の声は不思議な力を持っているんだよ」と、皆が誇らしげに温かくうなずく。
いろんな垣根を越えて、距離が縮まった感覚。
本当は垣根なんて、無いのかもしれないですね。
帽子屋さん
可愛らしい麦わら帽子を被った帽子屋のおかあさん。笑顔がチャーミング!
山羊と少女
ここはアルプス?と感じさせるようなシーン。
本気で撮影に挑む男の子たち
シェフシャウエンは、マラケシュやフェズより、ゆったりと時間が流れ、人も素朴で穏やかでした。この子たち、可愛かったなぁ。
小さな花々
私は、そこに自生する花々が好きなのですが、丘の上のモスクまでの道すがら、可愛らしい花々が迎えてくれました。
人々の温かさに触れ、愛らしい花々に心躍る、美しい日でした。
>> 続いては、「青い街をお散歩」です。
─ シェフシャウエン ─
(1) 丘の上のモスク・前編 (2) 丘の上のモスク・後編
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